TMS800号に思う2009/09/26 18:32:02


 最初にTMSを買ったのはいつだっただろうか。1974年か75年か76年か。後からバックナンバーを買っているので判然としないが、ダックス・ストーリーよりは遅いが、サンゴ模型の沼尻ガソの広告が出ている頃にはすでに買っていたはず。私の世代のモデラーの多くの方々と同じく、この雑誌に出会わなければ鉄道模型の世界に入っていないかもしれない。実物誌を兼ねた「とれいん」が75年から発行されているが、私が住んでいた地域の書店では売っていなかったし、模型屋さんでも見かけた記憶がない。子どもの頃はTMSを読んで、「いつか僕も」と夢を膨らませたものだ。模型づくりしかり、完成品購入の購買力しかり。後者の方は年をとってある程度実現したが、前者はさっぱりである。雑誌やネット上の作品を見ていまだに「いつか」と夢を追いかけているバカなおやじになってしまった。
 本号である方が書かれていたが、当時は気づかなかった記述の意味が今になればわかるとか、バックナンバーの大切さとか、頷くことばかりであった。子どもがほとんど使わない、日本語の丁寧語、謙譲語の手本であったこともその方の仰せの通りだった。
 まあ、ともかく、こんなことをひとりごちていないで手を動かせ、ということなのだが、当地での生活ペースが戻るまで、模型づくりは手につきそうもないかな・・・。なにかモチベーションをあげる仕掛けが必要のようである。