出石鉄道の痕跡112009/07/12 21:44:33


 鳥居の駅跡をから少し出石側に進むと、橋台がひとつあります。
少し前までは向かい合わせで残っていたそうです。
橋げたを固定するためのボルトも残っています。(写真左下)
このあたりは5年前の台風災害で大きな被害を受けたため、
復旧工事や防災工事が進んでおり、この橋台もいつまで
残っているか分かりません。

出石鉄道の痕跡122009/07/14 11:46:39

築堤

 11の橋台から出石方にかけて路盤跡後の築堤が残っています。
手前の赤丸が橋台、奥の赤丸は鳥居駅のホーム跡です。
築堤はコンクリート製らしき擁壁の跡も残っていて、
十数メートルにわたります。これも防災工事の関係で
風前の灯火であることにかわりありません。

出石鉄道の痕跡132009/07/16 11:54:42

鳥居付近の線路跡

 12の築堤跡以降、線路跡は出石川の左岸の段丘?を進みます。
河川改修工事で一部破壊されていますが、途中からたどれます。
鳥居側の方は林道のような感じで草木は刈り払われていますが、
出石側へ進むに連れて線路跡にも草木が繁っていきます。
もう少し奥へも行けそうなのですが、一人歩きは心細いので断念。

出石鉄道の痕跡142009/07/18 00:21:48

菅川橋梁跡

 13の線路跡を進めば、この橋台にたどりつくはずです。
実際にはぐるりと迂回しています。菅川の橋梁跡です。
江原側の方だけ残っています。菅川が出石川に注ぐ地点で、
ここも河川改修でいまにも取り壊されてしまいそうな状況です。

出石鉄道の痕跡152009/07/20 13:54:41

出石駅手前

 14の菅川橋梁の出石側は河川改修ですでに跡形もありません。
国土変遷アーカイブの航空写真でみると、線路跡は田んぼの中を
走っているようですが、現在のあぜ道とは重なっていないようです。
写真は終点出石駅の少し手前。県道に合流する右側の道路が
線路跡の線形をわずかにとどめているようです。
出石駅跡は完全に消滅していてわかりません。
出石鉄道の痕跡シリーズは今回で終わりです。