遠鉄奥山線の残照52014/11/01 17:03:07

井伊谷川の支流、神宮寺川を最初に渡る鉄橋は、車がぎりぎり1台通れる道路橋として残っています。




橋桁はピカピカに赤く塗られていますが、銘板が残っていて、「東京石川島造船所  製造 大正十二年」と読めます。




川を渡ると、果樹園の中にも橋がかかっていて、レンガ製の橋台、橋脚が残っています。




橋脚のアップ。



橋台のアップ。



こちらの橋桁は銘板を確認できませんでしたが、たぶん、同じ時期の製造ではないでしょうか。


(続く)

遠鉄奥山線の残照62014/11/03 22:35:59

前回紹介した橋を渡ってしばらくいくと、十数年前までは四村駅の元駅舎があったそうです。時間がなくなってきていろいろ見落としているものがあるようですが、廃線跡は里道となって続き、また神宮寺川を渡ります。歩道橋となっていますが、橋脚は前の橋と同じようなレンガ積みのものが残っています。


終点の奥山の一つ手前、小斉藤駅跡付近に説明板がありました。


そして、奥山駅に入る前でも神宮寺川を渡っていた鉄橋跡が残っています。浜松方から。


奥山方から。


奥山方には橋台だけが残っています。


奥山駅跡はバスの営業所?になっていました。


(終わり)

現存する最古の客車2014/11/10 18:22:27

先月、仕事で鳥取県米子市に行った際、現存する最古の客車というのを見てきました。日の丸自動車法勝寺鉄道線のフ50です。鳥取県の保護文化財です。


説明板によると、1887(明治20)年、イギリス・バーミンガム製。。どういう来歴で法勝寺線に来たのかは書かれていません。


当初はいわゆるマッチ箱で、側面に5枚の客ドアがある5区画の区分座席だったそうです。当然ながら現状はロングシートで、大幅に改造が加えられています。


ブレーキハンドルのある妻側。客扉の一つに階段がついていましたが、扉は施錠されていました。



反対側。


台車のアップ。