続・ストラクチャーづくりに・・・2005/12/24 20:47:58

模型雑誌やウエブサイトでストラクチャーの作例を見ていて驚くのは、
写真から寸法を割り出して、さくっと建物をつくっちゃう人がいることです。
私なんかは図面がないとつくれない、と文句を垂れつつ、
図面があっても作る時間がないと言い訳をしそうですが・・・。

さて、建築物の資料は、実は車輌資料よりかなり豊富だと思います。
少なくとも公共図書館での手に取りやすさは、車輌より圧倒的に容易です。
鉄道車輌より文化財的価値が認められているので、神社仏閣だけでなく、
現代にも残る近世の農家や町家、近代建築などの詳細な調査報告書が、
公的な補助金を得て各地の教育委員会から出されているからです。
復元や修理のための補助金つきの調査では、文化庁が報告書の様式まで指定しているので、
縮尺のわかる図面(平面、立面)がほぼ必ず添付されています。
修理前、修理後の外観写真も添付されているので、
昭和40年代までの農村や町の風景の再現資料にはうってつけです。
そうした各地教委の報告書をまとめた本をもあります。
以下の2シリーズはおすすめです。

「日本の民家重要文化財修理報告書集成」
「日本の町並み調査報告書集成」(いずれも東洋書林)

地域ごとに分巻されていて、べらぼうに高い本なので
図書館で探されるのがよいでしょう。
この本に収録されていない報告書でも、図書館の検索端末で、
「建造物」と「報告」、「重要文化財」と「報告」、「近代建築」と「報告」
などの組み合わせで、検索をかけると、
単独刊行された報告書がいくつかヒットするでしょう。

一度お近くの図書館をのぞかれてみてはいかがでしょうか?