謹賀新年2009/01/01 13:44:13


 みなさま、新年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。
昨年は結局、何一つフィニッシュまで持ち込めませんでした。
今年はどうなるでしょうか・・・・。相変わらずの亀の歩みでしか
更新しかできないとは思いますが、気長にお付き合いいただけると
幸いです。

ガソ、ガソ、ガソ!!2009/01/23 08:00:00


 単端好きのアイドル、ガソ101の走っている写真がいっぱいです。
一冊の本や雑誌の特集を含め、ガソが走る写真を一度にこれだけ集めたのは初めてではないでしょうか?
初めて目にしたのは、確か小学5年のころに古本で見た「世界の鉄道’68」だったと思います。 このなんともいえない強烈な個性を誇るスタイルが、私をナローの世界に引き込む大きな原因となったのですよ・・・。罪作りな奴です。

ある1ページ2009/01/25 01:55:22

「世界の鉄道’68」より

 小学生のころにはとうに廃止になっていた沼尻鉄道のことは、
おととい書いたように「世界の鉄道’68」で知りました。
私鉄気動車の特集の1ページとして取り上げられていたのでした。
きょうアップした写真はまさにそのページです。
発行は67年中か68年の年初なので、この特集の編集時は
まだ仙北からボギー気動車は来ておらず、ガソ101だけが
紹介されていました。写真では小さくて見にくいのですが、
上側の写真にはサハを牽引して走るガソが写っています。

 この雑誌で当時まだ残っていた軽便鉄道の姿・・・草生した線路、
ヘロヘロのレール、愛らしい車両たち・・・に強く惹かれたのでした。
同じころ、本屋で偶然手にしたTMS誌の珊瑚模型店の広告で、
ガソ101の模型があることを知り、私の模型ライフの幕が上がるのです。

とういうわけで、某所に釣られて模型事始めなんぞをやってみたいと思います。
ま、すぐに中断時期が来るので長くは続きません・・・・。

私の1号機・・・2009/01/26 00:30:00

珊瑚模型 ガソ101

 私の1号機、というタイトルですが、実は1号車ですね。
なにはともあれ、ガソ101のスタイルにぞっこんになった私は
おそらく1976年の正月にお年玉を抱えてマッハ模型に突撃したのでした。
まだ、旭屋書店の中に店があったころですよ、当然。
お目当ての珊瑚模型のガソ101はちゃんとありました。
さすがにBキットには尻込みして、最初は塗装済みキットを買ったんですが、
やっぱり組み立てに不安を覚え、その場で完成品に代えてもらった記憶があります。
そういうわけで、このちっぽけな奴が私が生涯で初めて買った鉄道模型でした。
当時で確か8800円でした。お年玉をほぼ使い切ったはずです。

軽便ことはじめ・・・2009/01/27 01:32:13

簡易軌道

 模型の話はいったんおいといて、なぜ私が軽便鉄道に惹かれたか、
についてあやふやな記憶をたぐってみます。
本編にもひそかに記していますが、私の軽便初体験は
西武山口線のコッペルでした。1974年の3月のことです。
ふだん見ていた阪和線や環状線、関西線、南海線、近鉄線とは
まったく違う車両にわたしはいたく惹かれたのでした。
それでこのなんとも愛らしい車両たちはいったい何だんだ、と
調べ始めます。小学5年か6年になってTMS誌を本屋でたまたま知り、
「レイアウトモデリング」の沼尻をはじめ、やら「レイアウトテクニック」の頸城やら、
そして昨日、一昨日のエントリでも登場する「世界の鉄道’68」に
出会うことができました。さらに偶然にも偶然、天王寺駅の地下で
たまたまやっていた古本市で立風書房の「日本の軽便鉄道」も手にし、
それで少しは軽便鉄道の世界を知ることができたのでした。
ちょっと遅れて「ナローゲージモデリングで「頸城鉄道のムード」を見て、
毎日新聞社の「郷愁の軌跡 軽便鉄道」も手に入れます。

 私の小学校卒業式は1977年3月19日なのですが、
この日は最後の非電化軽便、尾小屋鉄道の廃止日でした。
軽便に首をつっこみかけていた私にとって、この日どりの一致は
偶然とは思えませんでした。絶対何かの因縁があるはず・・・。
どこからかは忘れましたが、この情報に接したガキの私は
3月に入ってからの土日を利用して尾小屋行きをもくろみ、
親に申告したのですが、「小学生の分際でなにをほざいてんのか」と
あっさり却下されてしまい、とうとう自分の目で営業中の非電化軽便を
見ることはできませんでした。ともかく、小学6年の終わりには、
このように軽便大好き少年になっていことは間違いありません。

 くどくど書きましたが、なぜ軽便に惹かれたのでしょうか?
答えのひとつとして、またまた「世界の鉄道’68」からの写真です。
草に埋もれたヘロヘロ線路、アンバランスで滑稽だけど愛らしい車両、
軽便の魅力を凝縮した1枚のような気がしてなりません。
沼尻のガソもショックでしたが、北海道の簡易軌道もぐいぐいと
私の胸に迫ってきたのでした。ミルクを飲みに行きたかった・・・。